【君という大陸】


ぼくは船をこいで

大陸へと到着する

そこはとても豊かでいろいろな果実を用意してくれている

ここへくる前にイルカが教えてくれたことは本当だった

女性は大陸だ。

多くの命を育む生命の源

山があり谷があり湖があり森や海に川がある

自然がある

そして

来客がやすらげるような空間がいつも用意されてある

ぼくは人生という船旅で君をみつけ到着するまでに

知らないことだらけの赤子のような存在になっている

ぼくは何が待っているんだろうかとワクワクドキドキしている

少しの恐怖と一緒に。

あの森には綺麗な小川がありそう

小鳥達の歌が聞こえてきそう

歩くと気持ち良さそうな砂浜

寝転がるのにちょうどいい草原

綺麗な花も咲いている

山は雲を突き抜けとても澄んでいて威厳があり

森には大樹があり、そこには主がいる

その大陸を中心とした宇宙が広がっている

それらを感じさせてくれる全体の魅力

光と影。

ぼくは

ギターを一本と命のランタンを持ち込み

君に踏み込む

受け入れてくれる君の表情は

空を見ればわかる

こころよくあたたかい

君は案内人をよこすだろう

この大陸のガイドを送り込むはずだ

その時から

君はぼくを変えている

見るもの、聞くもの、

触れるもの、感じるもの

全て君を表すもの。

ぼくは

はじめて見るものや

はじめて聞くもの

はじめて触るもの

はじめてだらけを味わうだろう

そうやって君を知っていく

そんなぼくを

君は全体の中心に居座りこちらを見守るように微笑んでくれる

生命を育む生命そのものであるのだ

僕は君に反応する。

ぼくは冒険者

君の中に住む一人のギター弾き

君のいろいろな目がぼくを知ろうとしてくれる

君の目は一つじゃなく

本当のぼくを知ってくれようとする

その姿勢に安心する

僕を歌いながら少し歩くと

街があり

そこには君を知る友人が住んでいる

古くから君を知る人

最近住みはじめた人

君が今まで出会ってきて

君の中に住むことを君に許されている人がそこには住んでいる

中には記憶としている人もいるだろう

君を知る大きな存在がいることだろう

そんな人達をぼくも知りたい

君を知ることに繋がるし

その人を知れるきっかけになる

そこでもぼくはやはりギターを弾くだろう

中には一緒に楽器を持ち出す人や

歌や踊りを披露してくれる人もいるだろう

全てが君を祝福している

そこで生まれた歌はぼくらの一人目の君を護る使者であり子供だ。

君を祝福するその歌は生涯君を支え、君を胴上げし、生きる力をくれるであろう。

そうやって僕は僕を表現する。

大きな壁に大きな絵を描いたり

言葉で綴って本にしたりするかもしれない

ぼくはやはり表現者でありたいのだ

キミといてボクを知る

キミといることでボクの中に何かが生み出され

ぼくはそれを形にする

そうやって君の中にもぼくを存在させたい

まるで建物を立てるかのようにそこに住まわせたいんです

ぼくにできることを君にしたい

きっとそうなる

そうなってゆく

そういうぼくがぼくは好きだから

きみといてぼくを知る

ありがとう

ぼくがそばにいることをこころよく受け入れてくれて

ありがとう

ぼくの存在を君自身で許してくれて

ありがとう

ぼくを見守り支えてくれて

ありがとう

ぼくを教えてくれて

ありがとう

ぼくを知っていてくれて

ありがとう

ぼくを変えてくれて

ありがとう

ぼくを創ってくれて

ありがとう

いつも言葉をありがとう

ありがとう

今この時をぼくにくれてありがとう

これを読むあなたにありがとう

ぼくを育む全てにありがとう

生命にありがとう

愛しております

確かなモノは今ここにある胸の温もり。

魂の詩人要蓮

いつもこころに太陽を。

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